ぷよぷよ!!〜番外編〜

□幼馴染の思い出
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りんご目線

「むむむむ…」
「…★」
まぐろくんと料理対決をしました。結果は…まあ勿論負け。

「も〜!これで24連敗中だよ!まぐろくん強すぎです!」
「えぇ、そんなこと言われても困る…な★」
なんでこんなにできるんだろう。
そういえば、まぐろくんって昔はどんな子だったっけ…もとからカンペキだったかな?

「りんごちゃん?」
「ねえまぐろくん、まぐろくんって、もとからカンペキだったっけ?」
「ん?カンペキかどうかはわからないけど…りんごちゃんが言ったんだよ?なんでも出来るようになればからかわれない〜ってね★」
「そ、そうだっけ…」
うーん、どうだったか…覚えてないなあ…

「さて、宿題でもやりますか…」
その夜、私は数学の宿題を終わらせようと部屋に行った。
数学の宿題なんて朝飯前で、5分もあれば終わる。国語はその逆。
漢字とか四字熟語とかわけわかんないし、なんで短歌とかやる必要があるんだろう。

「りんごちゃーん★」
「まぐろくん?」
私の家はまぐろくんの家の隣。そして、私の部屋の東側の窓を開けると、もう目の前にまぐろくんがいる。つまり、部屋同士がかなり近い。離れてるのはほんの数メートルくらい。元々、親同士が仲良いらしい。

「あのさ、今日の宿題教えてもらってもいいかな?国語教えるからさ★」
「え、別にいいよ?私も国語困ってたんだよね…」
「じゃあ、今から行くね★」
と言って、まぐろくんは窓を閉めた。
私たちはよくこうやって行ったり来たりしてる。よくお泊まりとかもする。

「なにこれ、こんなのやったっけ?★」
「ああ、それ結構難しいらしいんだけど…」
私が数学を教えて、まぐろくんに国語を教えてもらう。私たちの成績は2人で稼いでいるような感じ。
「あーあ、そういえば、明日からテストだね★」
「う…できれば見たくない現実が…」

そんなこんなで私たちはテスト当日を迎えた。
そして、あの事件は起こったのだった…私たち物理部が、ぷよを消せるようになったあの事件が…

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