ぷよぷよ!!〜番外編〜

□悲しき双子の幽霊
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レイくん目線

寒い。

──僕は、何をしていたんだっけ

お花畑でユウちゃんにお花を積んでたんだっけ。ユウちゃんと一緒に森にきたんだっけ。

…全部やっていた事だ。さっきまで。

そして、崖から落ちたんだよね。

…目の前のこの女の子は誰?ユウちゃん?

違う。ユウちゃんはこんな苦しそうな顔しない。

ユウちゃんはいつももっと、可愛い笑顔なんだ。

──きっと、僕達はここで…なら、せめて…ユウちゃんが安心できるように…

「××××」




ユウちゃん目線
「…?」
なんだか、フワフワしているような。浮いているというか、浮かんでいるというか。あれ、意味はどっちも一緒か!

ところで、レイくんはどこだろ〜?
「!レイくんいた!」
「ユウちゃん…?」
あれ、なんかレイくんの体が可笑しい?

「ユウちゃん…僕達ユウレイになってる」
ユウレイに?そういえば、足がないや…まあでも、いっか!フワフワワクワク、楽しい気分!

「レイくん、フワフワしてるって楽しいね〜!いきなりユウレイになったのはビックリしたけど、このままでも充分だよ〜!」
「…」(ユウちゃんが幸せそうならいいか…それにしても、生きていた時のこと、思い出せないな…)
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