ぷよぷよ!!〜本編〜

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うーん…でも、シグだって栞を守るために戦ってくるハズ…
シグがあたしじゃなくて他のところに注目すれば…ちょっとはとりやすくなるかな?
「シグ、私達と正々堂々と勝負いたしません?今チカラがとても強いあなたなら、私たちが全員で挑んでも…負けることはないんじゃなくて?」
「ラフィーナさん…私達だけじゃ勝てませんよ…」
「面白い。良いだろう」
慌てるリデルをラフィーナは説得する。そして軽くあたしの方を見てウインク、それから口パクで「まかせて」と言った。
…ラフィーナ達が気を引いていてくれる今の間に!
あたしは栞を掴み、そして…無事に変身することができた。
シグは焦るような顔をしてたけど、あたしは栞を取った後すぐにシグから離れたから、攻撃されても当たることはなかった。
待ってて、シグ!


シグ目線
今、自分でもどういう気持ちか分からないな。
なんだか、自分が2人いるような気がする。
それはマモノが自分の身体を使っているからか、自分錯覚なのかはわからないけど…
本当の自分の気持ちが分からない。ここにいると、何もかもが全部、分からないことだらけだ。
ただ1つわかるのは、少しでも自分の考えと意思があること。そして、自分の身体がこの変な空間にあること。
「シグー!」
「アミティ?」
どうやってここに…?ていうか、いつもと服が違う。
「もうシグ!心配したよ?皆が待ってるから、マモノなんかに負けずに帰ろう?」
勿論、「うん」っていうつもりだった。でも、声が出ない。…なんで?
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