腐よ腐よ・百合ぷよ

□あやとボク
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「シグ、遅いぞ」
「…なんでいるの」
家に帰ると、読書中のあやがいた。
最近いっつも家にはあやがいる。
あやは帰るところがないってことで、冗談半分でうちに住まわせることにしたら、いつの間にか住み着いてた。
だからいて当然なんだけど…
「お前がいても良いと言ったから、ここにいるんだろう」
「うん、そうだ…ね…」
あれ…なんだか、くらくら…して…

「シグ!?」
あやが本を置いて駆けつけてくる。
その時、なぜか思った。

来ちゃ、ダメ…

「シグ、大丈夫か!?」
「う…ぁ…」
「シグ!」
「あ、や…」
なんだか、ヘンな感じ…身体には何も起こってないはずなのに…
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