ぷよぷよ!!〜本編〜

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アミティ目線
「シ、シグ?」
何かを喋ろうとしてるのかな…何か、様子が可笑しい様な。
「…!シ、シグ!?」
「…!」
突然、シグの身体が消え始めた。な、なんで!?
「シ、シグ!大丈夫!?」
「…っ」
自分の両手を見つめて不安になっているみたい。えーと、えーと、こういうとき、どうすれば良いの!?
「一体、外で何が起きてるの…?」


アルル目線
「まって、りんご!」
「どうしてですか、アルル!?もう皆戦える状況ではないんですよ!?」
ボクがシグに攻撃するりんごを止めた理由。それは、シグからとてつもない魔力を感じたから。
今まででイチバン、強い魔力だった。サタンだって敵わないよ…
「そうなんだけど…でも、離れないと!シグからとてつもない魔力を感じるんだ!」
「え…?それってどういう…?」
りんごが聞き返そうとしてきた瞬間…
「ハイドレンジア!」
「りんご、危ない!」
ボクは助けに行こうとしたけど間に合わず…友達が傷つくことが怖くて目を瞑ってしまった。
りんごの悲鳴が聞こえて、もうダメかと思った矢先…

「デュナミス!」

聞きなれた、男の人の声。この声は…
「シェゾ!」
「た、助かりました…」
りんごがシェゾの後ろでへたりこむ。目には涙がたまっていた。

「ふう…間に合ったようだな」
「ど、どうしてここに?」
「強い魔力を感じたんだ…そう、こいつからな」
シェゾはシグのことを指差して言った。やっぱり…
シグは何故か笑っていた。背筋がゾッとする。
「ふふふ…我がチカラを全て使ったとき、このセカイはどうなると思う?」
「…!おい、やめろ…ッ!」
何かを感じとったシェゾは、闇の剣を構えてシグの元に走った。
「ラピスラズリ!」
「ぐ…っ!」
でも…シグの魔導によって、シェゾはふきとばされてしまった。
「シェゾ!」
「闇の魔導師はきずいた様だが…お前らには教えてやろう。私が自分のチカラを全て使ったとき、このセカイは滅びるのだ」
「そんな…」
「滅びる…ですって?」
皆と倒れていたフェーリが目を覚まして起き上がる。

「滅んでもらっちゃ困るのヨ…ウンメイがそう言っているワ…」
フェーリが怒りを爆発させそうだった。なんでそんなに怒るんだろう…
「キエエエエェェェェ!!!!!」
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