壱
□変態の極み
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『おいクソマッドピエロ。なに受付に行く道塞いでんだよ』
「いきなり罵倒する君もすごいよ☆」
それもそうだな
悪いなマッドピエロ(棒)
「今なら君の心読める気がするよ♤」
『読むなクソピエロ』
おっといけない
また悪口を言っていしまった
これじゃ小学生だな
落ち着かねば
「君を待ってたんだ☆」
『ずっと?』
「君が200階に上がってくることが決定してからずっと☆」
『お前の天職ストーカーじゃねぇの?』
「・・・☆」
おっとっと
また・・・
いやもう落ち着かなくていいや
とことん罵ってやろう
「受付の時一緒に対戦を申し込んでもらおうと思って☆」
『丁重にお断りさせていただきます』
「そう言わずに♧」
いや、言うわ
こんな変態と試合?
俺こいつに触れたくないんだけど
黒龍刀しか此処じゃあ使えないし
珀龍刀は念能力を封じちゃうし
別に封じてもいいけどさ
なんか可哀想じゃん
こいつは珀龍刀で斬ってやりたいけどね
「ねぇ☆お願い♡」
『お願い(はぁと)なんていうキモいヤツの言うことなんか聞きたかねぇな』
「なんか僕君にすごい嫌われてる気がするんだけど♤」
『気がするじゃないです。そうなんです』
もうこいつと話してらんない
早く受付を済ませたい
「ねぇーお願いー♡」
『・・・』
もうキモすぎて話になりません
俺は考えるのを放棄・・・してないけどさ
何だこのどうしようもない・・・
まあいいや・・・(投げやり)
『・・・はぁ』
落ち着こう
俺はHS!
コミュ力最強も入れて
最強夢主なんだぁあああ
イヤッハー!!(大混乱)
『・・・』
そうだ
嫌いな相手のいいところを百個見つければ
スゲーいいやつに見えるようになるって聞いたぞ
こいつのいいところ・・・
いいところ・・・
「ねぇ・・・♧」
『・・・』
「・・・☆」
『・・・』
考えこんでしまった俺
ヒソカがなにか言っているがオール無視だ
「・・・受付行くんじゃないの?」
『・・・』
「・・・☆」
なおも無視する
いやマジ待って
こいつのいいところ結構出てくるぞ
出会って二日だけどさ
もしかして俺マジでHSなんじゃね!?
『・・・よっし』
「?」
『受付行くか』
「・・・今までの沈黙は何だったの?」
『ヒソカのいいところ探して仲良くなろうとしてた』
「仲良く・・・ねぇ☆」
さ、受付行こ