□水見式
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『水見式・・・』

「そうだ」

初めてであった日から一週間がたった
その間体術や念の修行をして
更に俺は強くなりました

ジンにちょっとだけ勝てるようになったんだよ?


『念の系統を調べるために水に発をすること・・・だよな』

「そういうことだ」

コップに水を注ぎ葉っぱを上にのせるジン
さて・・・俺はなに系なのかなぁ


『・・・』

「・・・」

葉っぱが粉々になり
水は真っ赤に変色
コップの底には赤い宝石が輝いている


『・・・特質系?』

「・・・だろうな・・・甘い・・・」

ジンがコップの水を飲む
甘かったらしい


『それ相応の念を考えなきゃなぁ』

「お前のことだ・・・チートなの作るんだろうなぁ・・・」

ジンが遠い目をしている
やめてよ
別に念がなくても願いを叶える能力だけで何とかなるしっ


『さ、ジン。修行に戻ろう』

「・・・俺お前とやるのヤダ・・・」

『なんでさ』

「一週間で俺に勝つなんて・・・ありえねぇ」

『何いってんの?ジンだって手加減してるでしょ?』

「してねぇって何度言えば分かるんだ!!」

手加減しないとジンに勝てるわけ無いじゃんか
俺まだまだだし


「俺をこえてもまだのびしろがあるなんて・・・化けもんかお前は」

『化け物の血四分の一あるんですけど』

ジンに妖怪の事は説明した
ジャポンというどう見ても日本な国に妖怪なるものがいるらしい


『それよりさぁ』

「ん?」

『もうすぐ此処を離れるんでしょ?』

「おう」

実はもうすぐジンの仕事が終わるらしい
そうしたら此処にいたという痕跡を跡形もなく消してまた違うところに行くらしいです


『俺さ、ジンのもとを離れて天空闘技場にいこうかなぁって思ってるんだ』

「・・・へぇ」

意外と反応が薄い
まあ、そんなもんだろうけどさ


「じゃあ、小遣いやらねぇとな」

『小遣い?』

「ほい」

渡されたのは
大きな袋
けっこう重い


『・・・いくらでしょうか?』

「交通費食事代考えて百万ジェニー」

『受け取れませぇぇぇん!!』

なに百万ジェニーって!?
ジンの金銭感覚おかしいんじゃねぇの!?


「なんだ?すくねぇのか?」

『多すぎて受け取れねぇんだよアホ』

「・・・仕方ねぇな・・・十万ジェニーでどうだ?」

『・・・それでも多い気がします』

「ここから天空闘技場だろ?結構かかるんだよ。金」

『能力でひとっ飛び』

「お前がチートなの忘れてたわ」

なにその悟ったような目
そんな目で俺を見るんじゃねぇ


『まあ、あと二週間あるし、いますぐは受け取れないよ』

「・・・わかったよ」

しぶしぶ仕舞うジン
ていうかさっと百万Jも出すんじゃねぇよ
怖いわ


『さ、修行しよう』

「マジで手加減なし全力でいっていいか?念アリで」

『いいよ!どんと来いや!』
 

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