U

□戦闘開始
1ページ/2ページ


「て・・・敵襲!!敵来襲!!四国の奴らと思わしき軍勢が道楽街道を・・・こちらに向かってくる!」

「そ、そんな!?」

慌てる妖怪ども
お前らホントに妖怪か・・・?


「兢兢としてんじゃねぇ。相手はただの・・・化け狸だろーが」

「んー久しぶりに大仕事だぁー腕がなるなぁー」

『此処で既に式神出さないの』

既に「砕牙」を出して撫でている
砕牙は狼(かなりでかい)
移動には適しているし、攻撃力も非常に高い


「猩影」

「え?」

「テメェの組のオトシマエだ。化け狸の皮。お前が剥げ」

「は・・・はい」

猩影結構やる気だなぁ
でも、道路のど真ん中だから人間も勿論居るわけで


『どうする?人間どかすの?』

「それはゆらに任せよう。さっき妖気がするからって道楽街道に向かわせた」

『仕事が速いねぇ』

「俺だって暴れたいしぃ?」

冬樹は能力のせいか精神も戦闘向きだ
命を奪うことにこいつは快楽を感じる

今だってヤバイ顔してる
今までよく何の命も奪わずにこれたと思うよ


『幻。お前は来るかい?』

「俺がどれだけ「待つ」という行為が嫌いかお忘れですか?」

『そうだったなぁ』

幻はあまり戦いに向いてない
敵に幻覚を見せて仲間どうしで殺し合いするように仕向けるので精一杯だ

幻覚を見せている間は幻は無防備


『トサカ丸、幻の護衛を頼む』

「はい」

先に頼んでおこう
幻の攻撃は上手く行けば大半は殺せる


『さぁて・・・大暴れするか』

黒からもらった刀を握る


「ちょーいまち」

『ほぇ?』

変な声が出た
負荷抵抗力だ


「ほい。お前に妖刀」

『おわぁ!』

白い刀を渡される
黒の刀が黒いからなんとなく
白い方が「約束のお守り」で
黒い方は「過ぎ去りし思い出」みたいな?

キング●ムハーツだね


「その刀は祢々切丸と同じで妖怪だけを斬る刀であり、切った妖怪の能力を封じる力がある。「珀龍刀」(はくりゅうとう)だ」

『要するに祢々切丸のバージョンアップみたいな?』

「そうだな」

なにそれ怖い
俺ちょっと手入れしてて切ったら封じられちゃうじゃん
気をつけよう
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ