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□正体
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「鴆殿は来ているか!?牛鬼殿も!」

『牛頭!馬頭!』

傷だらけの牛頭と馬頭
これだけ傷が深いと今の俺じゃぁ・・・
だからといってこの場を離れて变化は・・・
ていうか牛鬼

茶碗蒸し持ったまま牛頭に駆け寄るな
ギャグになってんじゃねぇか

「僕のせいだ・・・君は・・・僕の命令で動い後に・・・こんな・・・こんな事になるなんて・・・」

『致し方ありません・・・私が治します』

「!?・・・蓮斗?」

『リクオ様・・・今まで騙してて御免なさい』

馬頭をさきに治しながらリクオに謝る
馬頭はこれで大丈夫だ
多分
鴆にあとは任せよう


「やっぱり・・・蓮斗だったんだね」

『はい』

「いつも通りの話し方でいいのに」

『ああ・・・』

牛頭の治療も終わったので姿を元に戻す
そのまま親父に抱きつく
親父は黙って頭をなでてくれた


「本当に・・・あいつ死んじまったんだな・・・俺に出会ったあの日に」

親父がしみじみという
俺の姿が変わるのを見てそう思ったのだろう


『・・・親父』

「?」

親父から離れてリクオを見る


『リクオ騙しててごめん。それから俺が今からすることはリクオにとって嫌なことだから・・・先に言う・・・ごめん』

「また・・・危ないことするの?」

『違う・・・こうするの』

リクオの首ににおもいっきり手刀を落とす
リクオはそのまま倒れた


「何してんだよ・・・」

『リクオそろそろ倒れてもおかしくないから倒れる前に倒した』

「荒いなぁ・・・」

『冬樹!?』

「いらっしゃい」

『親父さらっと受け入れてるけどこいつ陰陽師だよ!?』

「悪い事してる妖怪を滅するのが陰陽師だよー悪い事してない妖怪はスルーです」

『何その持論!?』

一気にギャグだよ
ていうか俺の茶碗蒸し地味に食べてる!?
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