Ⅰ
□説教
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『・・・ぅ』
「！？」
起き上がると見たこと無い部屋
どこ此処！？
「起きたか・・・？」
『・・・鴆』
目の前には鴆
ちょ、顔怖い
「てめぇ・・・」
『鴆・・・さん？』
「何無茶してんだバカ野郎！！！いきなり刀もってる奴の目の前に飛び出す奴がどこにいるってんだ！」
『ここにいるってんだ』
「あ゛ぁ？」
『ゴメンナサイ』
怖いよ鴆
ため息を吐くと傷口見せろと言ってくる
『今初めて見たけど酷いねこれ』
胸から腰までざっくりと
背中にもあるんだけど
つらぬけてたのか
『よく生きてたな俺』
「いや、一回死んだ」
『は？』
「お前死んだんだよ。よく分からねぇけど生き返った」
アレか
願いを叶える能力
無意識発動ってやつ
俺が窮地になると無意識に発動するんだよ
自殺以外な
「本家に連絡してくるから大人しく寝てろ」
『ここ鴆の家？』
「瞬く俺が見てないと危ないしな」
『じゃあ・・・入院か』
「そういうこったな」
怪我治してくださいって願えば治るけど
怪しまれるから止めた
親父に怪しまれたらたまったもんじゃない
（いい忘れてた）
『なに』
（お前、治癒能力ついでるぞ）
『おうふ』
（あと）
『何』
（お前前世でちょっとしたいざこざがあった時女の子になれる能力をくださいって願ったよな？）
『あーそんなこともあったね』
（まだおまえ女の子になれっぞ）
『おお、そりゃ楽しそうだ』
あれ、そしたら俺性別どっち？
どっちに恋すればいいの？
どっちでもイケるってやつ！？
因みに女の子になれるのは
母さんが女の子欲しいって言ったから
俺が時々なって着せ替え人形やったり
買い物に出かけたりしていたのだ
女の子は黒髪に黒い目
ワンピース（桜柄）を着ているのがデフォルメ
服装も変えられるんだぜ
髪型はロング
腰辺りまであった
結ばなくてもストレートなので気にならない
女の子のほうがいい時もあるので時々なろう
治癒能力女の子状態でも使えるかな
「おーい。もうすぐくるってよ」
『誰が来るの?』
「リクオに若菜様、二代目に初代だ」
『全員じゃねぇか！』
お説教フルコースだよ絶対！