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□素直になってみた
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親父と一緒に寝た次の日の朝


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

誰だよ大声出してるやつ・・・
うるさいなぁ


「煩いぞ首無・・・蓮斗が起きちまうだろうが」

「な、なな、なんで蓮斗様がここに・・・」

「ああ、昨日縁側で寝つけねぇって座ってたから回収した」

「か、回収って・・・」

ひそひそと小声の会話が耳にはいる
聞こえてるから
て言うかもう起きていいよね


『んー』

「お、おはようさん」

『おはよう・・・親父ー』

むぎゅーと隣で座っていた親父に抱きつく
親父は頭をなでてくれる


「まだ寝ぼけてるのかい?」

『ばっちり起きてまっせ』

ぐりぐりと親父の腰に頭を押し付ける
精神年齢20過ぎてるけど抱きつくことに抵抗はない


「おいおい・・・普段抱きついてこないんだからまだ寝ぼけてる証拠だぜ?」

『昨日の宣言どうり素直になりますーできる限りだけど』

親父を見上げながら言う
うん
朝から男前だ


『首無もおはよー親父のおかげでよく寝れたのー』

「そ、そうですか・・・」

首無にもむぎゅーとする
首無には遠慮してたけどちょうどいい
たっぷり堪能してやろうではないか


「蓮斗様・・・」

『んー?』

「そ、そろそろ放して頂けないでしょうか?」

『あーごめんねーじゃあ、ちょっとまって』

立っていた首無に近寄って腰回りに抱きついていたが放す
そのまましゃがんでもらう

首無が頭にクエスチョンマーク浮かべてるの可愛い
そのまま首無の頬にキスする


「な、なな」

『おまじないー』

「俺にはないのかい?」

『親父もするー』

親父にもするとやり返してきた


『頬へのキスは親愛、厚意、満足感って聞いたんだー』

「そ、そうなんですか」

『首無には親愛の意をこめてね』

無言になる首無
そ、そんなに嫌がらなくても・・・
平凡顔の俺がやったから気持ち悪かったのはわかるけどさ・・・
(※嫌がってませんby首無)


「ほら、朝飯行くぜ」

『はーい』

親父に抱きかかえられて広間に移動する
もうすでにみんな集まっていた
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