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□お勉強
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今日は鴉天狗による授業がある
まあ俺がお願いしたからなんだけどさ

黒に言ったみたいな感じで頼んだらうれし泣き(?)しながら快諾してくれたよ

今は傘下の勢力や
幹部について勉強中
原作の記憶もあるから結構大丈夫

記憶と繋げて覚えられるって便利だね


「蓮斗様は呑み込みが早いですなぁ・・・」


しみじみという鴉天狗
まあだてに23年生きてないよ
前世合わせてだけどね


「そろそろ休憩にいたしましょうか」

『んー』

鴉天狗の言葉とともに後ろに倒れこむ
午前中は鴉天狗よる授業
午後は黒による稽古というハードスケジュールでここ一週間頑張っている

鴉天狗の授業は週5日8時〜10時の二時間
学校と同じ要領で土日は休み

黒は毎日13時から19時までの六時間教えてもらっている
だから最近リクオと遊べる時間は土日の午前中と19時過ぎからと10時からお昼ご飯までになってしまう

限られた時間しか遊べないのでリクオは終わったと同時に遊びに来る
疲れたなど言ってられない

しかし、側近たちは俺がいつ倒れてもおかしくないぐらい疲れているのを知っているので気が気じゃないらしい

この間も飲み物飲む暇がなくて脱水症状起こしたっけ

それ以来過保護になった気がする
刀とか持たせてくれなくなった
木刀ならしぶしぶOKらしいけど

側近が誰かそばにいないと絶対だめだって言われた
酷いよね


「蓮斗様〜大丈夫ですか?」

『大丈夫だよ氷麗』

「茶菓子もありますよ」

『おー気がきくね!ありがとう』

お茶を持ってきてくれた氷麗
うん。この茶菓子おいしい
氷麗、稽古の時もお茶必ず持ってきてくれるんだよね
黒と二人で稽古止めてちょっと休憩するんだ


『平和だねぇ』

「平和ですなぁ」

鴉天狗と縁側に出てお茶を啜る


「何爺臭いことしてんだい」

『あ、親父』

「お、親父!?」

父さんから親父呼びに変えようと思いました
いやさ
親父って前世で呼んでたからさ
こっちのほうがしっくりくる

親父はお気に召さない様子ですけど


「親父ってお前・・・」

『いいじゃん別に。親父だって祖父ちゃんのこと「親父」って呼んでるでしょ』

「うっ・・・」

ふふふふふふ
反論はできまい
子が親のまねをする
そんなこと常識だろうが!


「蓮斗様。今日はこのままおしまいにいたしましょう。もうすぐリクオ様が来られますぞ」

『ああ、もうそんな時間?』

さて、今日は何して遊ぶのやら
 

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