壱
□変態の極み
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『うおー200階の部屋は広いなぁー』
「そうだね♤」
200階の部屋に少ない荷物を設置していく
今日から此処が拠点だし
ていうかなんでヒソカついてきてるんだ?
『・・・』
ま・・・まさかな・・・
この小説ヒソカ落ち・・・とか?
う、嘘だよな・・・?
俺これからこの変態と恋に落ちるのか・・・?
顔を真っ青にする俺
ヒソカはよく分かっていないようで
「どうしたの・・・☆」
『・・・なんでもねぇ』
今は考え無いようにしましょう
とりあえず・・・仕事のメールはキテるかなぁ
わくてか
『おお!キテるキテるぅー』
「仕事の依頼かい?」
『そー万屋やってるんだ』
えぇーっと
美術館の警護・・・
他に三人雇ってるのか
俺はおまけ的な感じか
よっし
初仕事やったろーじゃん
「受けるのかい?」
『勿論さーっていうかお前いつまでいるんだよ』
「んー君が僕のお願いを聞いてくれたらさっさと退散するよ☆」
お願い?
簡単なことだろうか?
対戦なんて言ったら珀龍刀でぶった切るが
『・・・内容によるな』
「・・・顔みせてくれないかな☆」
『・・・顔?』
なんだ簡単な事じゃないか
『ほら・・・』
「・・・☆」
フードを取り俺の顔を見せる
ヒソカは口に手あてて黙りこんでしまった
『おい?どうした?』
「・・・」
スッと俺の頬に手を当てるヒソカ
そのまま親指で俺の頬をこする
「・・・ねぇ♤」
『?』
「僕・・・君が好きになっちゃったかも♡」
『・・・は?』
なにを言っているんだこいつは
変態をこじらせたのか?
こじらせるなよ
「ねぇ・・・僕のものになってよ☆」
『はぁ?ふざけてんのか?』
「・・・酷いなぁ♧本気なのに♤」
『・・・なんかよく分からんがお前今日はもう帰れ。なんか変態こじらせたんだろ。帰って寝ろ』
「・・・☆」
ヒソカの背中を押して
さっさと追い出す
何なんだあいつ
・・・あいつの目が本気なのはわかったけど
出会って二日で好きですっておかしいだろ
一目惚れじゃないし
何なんだよもう