可哀想な近所の男の子

夕方に犬の散歩をしていた時の事。
近所に住む男の子がゴミ袋を持って家から出てきました。
見ていると、ゴミ置き場にそのゴミを捨て、ダッシュで家の中へ入っていきました。
その後、ゴミ置き場を通りがかりに見てみると、生ごみの入ったゴミ袋が捨てられていました。
生ごみはもう既に午前中、ゴミ収集車が回収していったので、次に収集に来るのは3日後。
それまでここに置き去りというのは、まずいと思い(ゴミ置き場にも当日に出すように注意書きがしてあるのに加え、
この季節に3日も生ごみを暑い屋外に放置というのはさすがにどうかと思ったので)、ゴミ袋を持ってその男の子の家へ行きました。
インターフォンを鳴らすと、その男の子の母親が玄関先に出てきました。
私は事情を説明し、その中で「もしかしたら○○君(ゴミを捨てた男の子)がお母さんのお手伝いをしようと思って、
収集日を知らずに出してしまったんじゃないかなと思って」と、ゴミ出しをしようとした男の子がなるべく怒られないようにと
自分なりに気を使った言い方をしました。
その母親は、「そうだったんですか、それはご迷惑をおかけしました」と言って部屋の中に入っていきました。
しかしその後、家の中から「誰にも見つからないように捨ててこいって言ったのに何やってんのよあんたは!」という怒鳴り声が。
そして男の子の鳴き声が聞こえてきました。
・・・私は驚いて一瞬固まってしまいました。
ゴミを出すよう指示していたのは母親だったのです。
男の子は今年小学校に上がったばかりなのに、あんな親を今後もずっと見て育ったらと思うと、その子の将来がとても心配になりました。

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