ハルボネビアの舞い
□第四夜
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「始「あ、まって下さいね」」
「『！？』」
突然邪魔をされた。やべ。集中切れたし。声の主は
「紅明…なんの用だ」
「兄王様。仕事が終わっていないのにこんなところで何をなさっているのですか？」
「……」
あ、紅炎が黙った。めっちゃ貴重だわ。てかえ、まって、仕事？止めてやめて。
「それと蓮玉。」
『(ﾋﾞｸｯ)な、ナンデスカ紅明ｻﾏ』
「分かってないふりはやめなさい。あなたは兄王様以上に仕事が溜まっているでしょう。」
『こ、紅明様…あの…私強制的に連れて来られたのですが。』
「関係ありません。」
という、紅明様の慈悲のない言葉で私と紅炎は仕事場に戻ることになりました。