番外編
□意外と…
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『ひぁっ!』
「ただのドアの音じゃないですか。実物出て来てませんよ」
『だって…こわ、ぎゃぁ!』
私の部屋で並んでプレイなぅです。
さっき和らいだとか言った奴出てこい。全然和らいでねえぞこのやろ。あれなんだよ。協力プレイとか言ってるけど全然協力してない。主に鬼灯。
「分かれ道ですね」
『あ、こっt』
「こっちですね」
『絶対こっちだろ!』
「はい決定」
『やだ!絶対なんか出そう!いやホラゲーだから出るんだけど!』
「行け(威圧)」
協力する気ゼロ。唯我独尊である。
私から言ったよね始めようって。私1Pだよね。
『うきゃぁぁっ!』
「どうしたんですか?(キラキラ」
いやぁぁぁ!こいつ楽しんでるよ!しかも私の反応に対して目キラキラしてるよ!ドSか!生粋のドSかぁぁぁ!
『っ!うぅっ…』
やばいついに涙が…
でも最後までやんなきゃいけないんだよこれ。エンディングちゃんと見てくださいねって言われてるからさ。幸い、鬼灯のお陰でゲームオーバーはまずないから頑張んないと…
「ふぅ…よいしょ」
『え?…っ!な!』
突然鬼灯が立ったと思うと、私の後ろに座り込み、抱きかかえられながらゲームする形になった
「これなら少しは怖さも無くなるでしょう。ほら、やりますよ」
『…わかったよ、アホ』
「瑠璃様!どうでした?」
『最後良かったよ』
「いやー、ドキドキしたんだよなぁ俺あれやったとき!」
『うん…そうですね』
「瑠璃様?どうして顔が赤いんですか?」
別の意味でドキドキしっぱなしだった、なんで口が裂けてもいえません。