その娘、怪奇につき

□第二補佐官
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『えーと…鉄鐵処でしたっけ?』



鉄鐵処はたしか釜で茹でられる罰を受ける所だったと思う






「はい。しかし亡者達が…あ!見えました!」





『…あら』






あろうことか、鉄鐵処の釜は全てひっくり返っていた。え、なにこれ。なんか亡者全員集まってなんか叫んでるし




『はぁ…行きますか』





そう言ってジャンプし、立っていた崖から降りて、亡者達の前に降り立った。







『さて、亡者のみなさん。何がお望みですか?』






「おやおや、地獄の3が直々にでで来たぜぇ!」






「望みだとぉ?この地獄から解放されることに決まってるじゃねぇかぁ!」







ゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハ!
ギャギャギャギャギャギャギャギャ!

気持ち悪い笑い声が不協和音を奏でる。まったく。ここより辛い地獄なんてわんさかあるのに、幸せ者だなほんと。




『わかりました。弁明の余地なしとみなし、拘束します。』







そう言って、手から糸を出した。






私は牛鬼と人間のmixである。なので、牛鬼の力は大概使える。流石に亡者たちはやばいと思ったのか、一斉に襲いかかって来た。でも、




『上ががら空きですよ』







そう言って上に飛び上がり、糸を亡者達へ向け絡ませ、糸を硬化させた。だいたい鉄ワイヤー位の硬さにしたからまず出れないであろう。





『終わりましたよ』






「あ、ありがとうございます瑠璃様!」




こいつらの始末はここの獄卒に任せるとするか。釜は多分すぐ近くのUNJ(ユニバーサルスタジオジゴク)の古代生物達に頼めばすぐ終わるだろうし。鬼灯がもうすぐで帰ってくるから仕事出来るだけ終わしとこうと思い、戻ろうとした







が、










「死ねぇぇぇぇ!」








どうやらまだ残っていた亡者がいたようで襲いかかって来た。
対処しようとした瞬間、視界が歪む。
くそ!あの閻魔のせいで●徹したせいだ!てかやばい、間に合わな…
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