ハルボネビアの舞い

□第三夜
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「紅炎!蓮玉いるか?」





「今はいないが」






「あいつすっげーつえーんだぜ!」





「それは知っている」





「それはあいつの蹴り受けた時だろ?ほんとのあいつの強さはあんなもんじゃねーって!戦ってみろって!」





「ほう」





紅炎に頼まれてお茶をとってきて、部屋に入る前にこんな物騒な会話が聞こえたので急いで部屋に飛び込んだ。あぁ、お茶はこぼさないようにね。





『神官殿!なにを言ってるのですか!』




「え、お前が神官殿とかキモいんだけど。」





『とりあえず死んどけ。てか私がそんなに強いわけないじゃないか!』





「超つえーじゃん。そうだ!これから訓練場行こうぜ!」




無理だ。いくらなんでも私最近仕事してたから少しはなまってるし。てか仕事まだ残ってるし。




『私まだ仕事あるし。ダメ。』




「あとでやれば良いだろう。俺も手伝う。」





『は!?』





あぁだめだ。目がギラギラしてる。こけしどこ行った。





「じゃあいこーぜ!」




『いっ…ヤダー!』




「諦めろ。」





全力で逃げようとしたが紅炎と距離が近かったため、捕まりました。





『はなせ!』





「しょうがない。このまま引きずっていくか」






と、いってほんとに引きずって行ったので途中から自分で立って歩きました。





紅炎に腕は掴まれたまま。





周りの人の目線が怖かったっす
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