その娘、怪奇につき2
□喧嘩の結果
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「うー…」
「おや、まだいけますか」
『その辺にしときなさい!鬼灯も煽らない!』
はい。居酒屋です。
とりあえず、ストレス発散しとけってなりました。
「ひゃっく…なんで止めるのぉー!」
『ぎゃぁぁぁぁぁ!抱きついてくんな!だからこいつそんなに酔わせたく無いんだよー!』
ラルは悪酔いしやすい。だからちびちび飲むようにしているのに今日は鬼灯が飲み比べするといいだしたもんだ。
「面白いじゃないですか」
『私の負担を考えろ!』
「店長!おかわり!」
「嬢ちゃんこれで何杯…うわっ!?グラス凍ってるぞ!?」
『ついにやりおった。鬼灯責任とって来い』
「私は止められません」
しかも悪酔いするとそこらのものをバッキンバッキン凍らせるときたもんだ。これを止められるのは白澤だけ…あ、
『鬼灯…もしかして狙った?』
「はて。とりあえず白豚に迎えの電話入れときますか」
そう言うと鬼灯は外に電話をかけに行った。
「くそ…あのスケコマシめ!
自分も女遊びしてるくせにっ!」
ドンッ
パキパキパキッ
思いっきりグラスを置くラル。その周りでは氷がバキバキ出てきている。
とりあえず、これ鎮めるか。