番外編

□地獄天獄のPR事情
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始まりはそう







「あ、瑠璃ちゃん、鬼灯君。
ちょっとお願いがあるんだけど…」







いつだってこのヘボ閻魔のせいだ





























「…で、天国地獄の同時PRがしたいと…」








『派手で観光や就職、天国地獄がわかりやすいようなPRとかって…』









ただいま桃源郷です。
私、鬼灯、白澤、ラル、桃タロー君、お香さんで閻魔が抜かしやがった”天国地獄同時PR”の相談をしています。でもラル寝てるけどね。シバいたろか。







「なんで天国地獄を同時PRする必要があるんですか。第一この白豚とこんな話題で顔合わすくらいだったらデスクワークしてた方がマシなんですよ」






「よしお前、今のは宣戦布告として扱っていいんだな」






喧嘩始めやがったよこいつら。
とりあえず話を進めないと。
閻魔もなるべく早くって言ってたし







「でもねえ…天国と地獄ってまったく違うイメージだからねえ…一緒にって難しいわよね」






そう。そこなんだ。どうやってまとめるか。しかも派手に






『いっそ天国vs地獄の映画でも…』








「瑠璃さん、なんか趣旨ずれてますけど」

































『あ"ー!!!
わかんないー!!!』






あれから結構時間がたったが、一向に決まらない。さて、どうしたもんか。






「もう普通のPRでいいんじゃないの…?
僕疲れた…」






「珍しくですが、白澤さんの意見に同意です」







『クソ…ドイツもコイツも全部あのクソ閻魔のせいだ…帰ったらシメル…』







「三人とも落ち着いて!!若干キャラ崩壊してきたわよ!!」









「(ああ…これが噂のフリーダムってやつか…)」








皆若干キャラ崩壊し始めてる。
そんな時




















「…んあ?おはよう…」









やっとおきたよこのポンコツが。










 
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