番外編

□極楽満月の1日
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どうも。桃太郎です。






今日は極楽満月の1日を紹介したいと思います












朝七時




「ラルさんおはようございます」




「おはよ…」





俺は桃の様子を見に、ラルさんは薬の下準備に起きます。白澤様はまだ寝てます。昨日も夜遊びしていた様で夜遅くにラルさんにぶん殴られていました。




「桃たろ君…朝ごはん置いとくね」




「ありがとうございます」





テーブルには二人分の朝食。ラルさんはもう食べたのだろう。そしてそのうち一つがお粥。それぞれの体調に合わせて色々作ってくださるラルさんは優しい。











朝10時





「うえぇっ…」




白澤様起床です。
予想通り今回も吐きました。ラルさんは薬の調合や勉強をして部屋にいるので洗い物や白澤様の介抱は俺の仕事です。てかこの人毎回毎回懲りないな…



「今日は瑠璃さんと鬼灯様が来る日でしょ。しっかりして下さい。」




「桃タロー君…いい主夫になってきたね」





「誰が主夫だ!」












午後1時




芝刈りから帰ってきてご飯を作ります。ラルさんはいつも昼飯は取りません。



「白澤様ー?薬出来ま…」




「へー。惷旆(シュンハイ)ちゃんって言うんだー。かわいいね」




「あっ…ありがとうございます…」






女の子を口説いていました。昨日のやつでこりてなかったかこの人。ラルさんがいるのに…




「あ、惷旆ちゃん?」




「っ!ラルさん!」




「あ、今日取りに来るんだったね。はい。出来てるよ。」





ラルさんが来た途端顔を赤くする女の子。どうやらラルさん狙いで来たらしい。一応確認しておこう。ラルさんは女です。正真正銘。でも白澤様が男っぽい格好をさせているのと




「体調はどう?」




「大分良くなりましたね」




「そっか。よいしょっ……うん。熱はないね。お大事に」





「…っ!はいっ!」





何をしたかお分かりだろうか。額と額をくっつけて熱を測ったのである。女の子は当然、顔を赤くして帰りました。小さい頃から白澤様と居たせいか、こうゆうスキンシップが移ってしまったらしい。しかも無自覚。タチが悪い。だから女の子にモテるんだろう。
…うわ、白澤様イジけてるよ。女の子取られたからと、完全に嫉妬です。ありがとうございました。




「…ラルのばーか」





「あの子取りに来るの忘れてた…ほら、白澤も調合しっかりして。」





「…はーい。」






傍から見るとイケメン二人が話してるように見えます。てかあれだわ。腐女子が見たら喜びそうな光景。
というかさ、イケメン二人に挟まれて暮らしている俺…なんかすっげー悲しい。イケメンになりたい。





 
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