その娘、怪奇につき
□盂蘭盆祭り!!
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バーンッ!
「瑠璃、やるわよ」
『いや、いきなり何を言い出すんですか』
今は現世で言うお盆です。
しかし、仕事は結構あるもので、鬼灯は盂蘭盆地獄祭の準備とかあるから私一人で仕事を捌いていて、最終日の今日、やっと終わった。
しかしそこにタイミングよくお香さんが飛び込んで来ました。
『どうしたの』
「あなた、これからの予定は?」
『寝る』
「はい皆取り押さえてっ!」
お香さんのその言葉と共に獄卒達に取り押さえられた。あ、よく見るとこの前女子会に参加していたメンバーじゃないか。
そうして取り押さえられて数分後
「出来た〜♪
瑠璃可愛いわよ〜!」
『見え透いたお世辞はいいよ。それより着付けありがと。』
今日はお祭りなんだからということで、お香さんに着物の着付けや髪のセットをしてもらった。着物はお香さんに貸してもらった。でもねぇ…
『こんなに綺麗に着付けしてもらったところ悪いけど、私行く人がいないぼっち女なんだ…』
「ふふっ。会場に行けばちゃんといるわよ」
それはなんだ。会場に行って男をつかまえろと。ナンパされろとでも言いたいのか。残念!こんな女に寄ってきてくれる人なんて!居ません!
…自分で言ってて悲しくなってくる…
「瑠璃じゃないですか」
『え、鬼灯』
お祭りの会場行って早々、鬼灯と会いました。
「なんですか誰かと待ち合わせですか」
『いや違う!なんかお香さんがせっかく着付けとかしてくれたんで、来てみたんだ。仕事終わったし。』
「!あの仕事終わしてくれたんですか?」
『うん。大変でしょ?盂蘭盆の企画もあったんだし、休み使ってちゃっちゃとしちゃおうかなって。休み開けに無理させたくないからさ。』
「まったく…そうやって自分の休み潰さないでください。丁度私も仕事が終わったので…一緒にまわりますか」
『え!いいの!ありがと』
鬼灯とまわることになりました。
なんか、ぼっちから一気にランクアップした気分だわ