その娘、怪奇につき
□食器の無駄遣い
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前回のあらすじ
白澤カワイソスwww
「ねぇまって、なにこのあらすじ」
『せめて白澤に慈悲をとおもって』
「完全に馬鹿にしてるじゃん!」
「こんな奴に慈悲なんかいりません、いいから薬よこしてくださいこの白豚」
「ああ本編入るのね。じゃあ金よこせ朴念仁 」
そう言って手をひらひらさせる白澤。
こうゆう所だけはちゃっかりしてるんだなぁ。
『てか白澤まだ女遊び辞めてなかったの?このままだといくら神獣といえども地獄に落ちるよ?』
「だぁーいじょうぶ。落ちるのはそこのクソ真面目野郎だけで十分でしょ。薬取ってくんねー。」
そう言って白澤は中に入ろうとした。ラルもその後を追った。
が、なぜか鬼灯がそれを手で制した。なんでだろ。と、その時、
ズボ
「え」
ドシャァッ
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あれ?白澤が消えた?
「ふむ、いい出来ですね」
『え、鬼灯が掘ったの?』
「はい。大体六時間くらいかけて」
あぁ、だから眠そうだったんだ。なるほどなるほど。
「落ちたことを誇りに思え」
「うるせー地獄に帰れぇぇぇ!」
わお。ここまでこえ聞こえてくるよ。すごいなー。
『飛べない豚ちゃーん。糸垂らした方いい?』
「豚違うから!飛べるから!
あ、糸おねがいしまーす。」
『やった!鬼灯、蜘蛛の糸ごっこしよ!』
「いいですね。では瑠璃が糸出す役で。私は登りきる直前に糸切る役で。」
「おい冗談抜きでやめろ!」
その後、白澤は無事登ってきました。糸を切ろうとしたところを帰ってきた桃太郎に全力で止められてたけど。
「はぁ…。疲れた。すっごい酷いと思うんだけど」
「きっと注意不足なんだよ。」
「ラル僕に冷たくない?せっかくこれからケーキでも食べようと思ったのに」
「『何してるんですか。早く入りますよ』」
「スタンバるんじゃねぇ甘党コンビ!」