【名前】うにゃ

【二つ名】正論爆弾魔(オピニオン・ボマー) 
だが、どちらかというと玉ねぎ爆弾(オニオン・ボマー)のほうが知名度が高い

【性格】
気分屋。楽しいことが大好き。
煽りに対抗がなく、単純。 玉ねぎのことを馬鹿にされたらガチでキレる。
よくふざけるし、真顔でボケることが多い。

【容姿】
黒髪の天パ。ひょろい長身。眼鏡。

【能力・武器】
レイピア。戦闘用でなくてもレイピアを使って人を悪戯でつつくことが多い。
他に玉ねぎ爆弾というものを持っていて、相手に触れると自動で爆発する仕組み。
そこから発される刺激臭と催涙性にどんな占ツクもイチコロ。

【備考】
趣味は玉ねぎの皮を綺麗に向くこと。
一人称は「俺」で周りからは名前ではなく「玉ねぎ」と呼ばれることが多い。
座右の銘は「もう誰も泣かせない」で、いつも哀愁漂う顔玉ねぎを片手にで座右の銘を呟いている。
周りに「臭い」と文句を言われてからは、レモン果汁使用のデオドラントをいつも持っている。彼に近づけばもれなくフレッシュなレモンの香り。

【参考用短編小説】
周りの世界すら見えないほど集中させていた意識を取り戻させたのは、窓の外の車が走る音だった。
ノートパソコン画面を凝視していた彼は、ゆっくりとだけど確かに意志をもって窓の外に顔を向ける。

「……こんな時間に車が通るのは珍しいな」

画面の右下、時計が示す時刻は午前3時。丑三つ時すら過ぎた深夜だ。
幼い頃からどれだけ怒られても夜更かしが好きだった彼は、どうやら大人になっても何も変わらないようで。
少し睡眠時間が足りないだけで偏頭痛持ちである彼の翌日は辛いというのに、どうしても反省できずやめられないのだという。

「……にしても、流石にそろそろ休憩入れないと目が辛いな」

彼がパソコンを立ち上げたのは帰宅してから。それはつまり、昨日の午後9時のことである。
その後風呂に入ったりなどと合間に立ち上がったりしはしたものの、それ以外はただずっと画面を凝視するだけだった。

画面から目を離して一気に感じた目の不快感に思わず顔を顰め、反射的に彼の指は目の周りを揉む。
少しだけ和らいだその不快感に、今度は疲労を表す溜息をついた。

「そろそろ寝ないと明日辛いかもな……」

ふわりと生あくびをする。
周りに人がいるときならともかく、一人でいるときはそのはしたない欠伸を隠すつもりもないらしく、まるで獲物を食べようとする肉食獣のようにその口はくわりと大きく開いた。

滲んだ涙で歪む視界が最初に捉えたのは、テーブルの端の写真立て。
それを見るだけで、無意識に口角が上がってしまう。
もう一度嘆息し、彼はパソコンを閉じようやく立ち上がった。
長時間座ったままの体は、少し動かしただけでも体中から関節をクラッキングする不吉な音を出した。

「さて、寝るとするか」

彼の口元に浮かぶは笑み。
明日起きた時に、真っ先に会いに行く同志たちの顔を思い浮かべながら、彼は薄れゆく意識の中静かに眠りについた。

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