□慰め
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『上?』

ベジータは無言でブルマをだきよせると、そのまま自ら後ろに倒れ込み、身体を繋げたまま仰向けになった。

『動いてみろ……』

分かった…というようにブルマは頷くと、男の引き締まった腰の横辺りに膝をつくと、自分の腰を前後にスライドし始めた。

始めは…緩く

次は自分の一番のスイートスポットに集中するように、早く、強く。

豊かな胸は動きに合わせて上下し、汗が飛び散った。

『ハアッ!ハアッ…もう…ダメ…い…くぅ!』

と、突然、自分の下半身にあたたかなものが満たされる感覚におそわれた。


『え……』

チラリ…と男の方を見れば、そのいつもは厳しく結ばれた口はだらしなく半開きで、そこからは、声にならないため息がつかれていた。

『イッたの…え!中で!じゃ、これ…は、せ……まあいいか』

ある意味、唯一宇宙でベジータを打ち負かした女となったブルマは、変な満足感に満たされた。

……………
「初めて中に…」

鏡の中のブルマの手は、知らない間にミニスカートをたくしあげ、ストッキングの下の、レースの白いパンティの中に侵入していた。

「ここは…もう…いえ…わたしはアイツじゃないと…」

彼女の右手はその溝を緩やかに上下すれば、すでに潤って滑りがよいそこは、敏感に反応する。

「んん……あう」

多少の罪悪感と、鏡に丸うつしの自分の姿に、朝だというのに興奮してしまう。

「んんんん!」

間も無くブルマは絶頂を迎えた。

「ハアハア…やっぱり、逢いたい…ベジータ……」

再び身仕度を整えると、出社にちょうどよい時刻となっていた。

「さて、行きますか!」

ブルマはもう一度鏡に向かって微笑む。


「行って来ます!」


それから数日後、ブルマは身籠もっていることに気付いた。


おしまい
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