□嫉妬
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その男は、深々と女の体に、自らを侵入させていた。

「チッ…落ちたか…」


何回目の放出をした後なのだろうか。

ベジータ自身にも、分からなかった。

ただいえるのは、女の股間から溢れる白い粘液、シーツに大きく広がる染み。
独特の臭気に満たされている女の部屋。

ズボッと男は自身を抜くと、スゥスゥと寝息をたてる女の横にドサッと寝転がった。

まだまだ怒張が治まらない男だっが、これ以上の交渉は事実上不可能であるのは分かっていた。

ベジータはむっくりと起き上がると、女の部屋の簡易シャワー室に足を運んだ。
扉を開けると、一人用のシャワー室になっている。

自動的に流れるシャワーを少し熱めに設定した。

熱いシャワーで髪を濡らすと、シャンプーを手に取り洗い始めた。

夜明けも近いこの時間まで女の部屋にいる自分に、ふと笑いが漏れる。

確かに、間も無く大きく強大な敵が現れる。
こんなところでこんなことをしている場合では無い。

さらに強くなるために、徹底的に自分を鍛え上げなくてはならないのだ。
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