storyB

□rely
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「ねぇ、ベジータあ…お願い」

昼食後のコーヒーを飲んでいたベジータはチラリとブルマを見ると、即座に言った。

「断る」

「え〜なんで分かったのよお…」

怪訝な表情のブルマだが、ベジータは表情ひとつ変えずにこう言い放った。

「ヒトがハラいっぱいな時に言えば機嫌がいいと思っているのだろうが、どうせくだらないことなんだろう?」
「う…ち、違うわよ!今度のクリスマスパーティー、東の都支店主催なの…御夫婦でってご招待していただいたから、一緒に行きたかっただけ…よ」

やはりそんなことか…
呆れたような表情を浮かべるベジータは、こう言った。

「やっぱりくだらないことだ…断る」

「やっぱりだめ…なのね。仕方ないわ。一人で行くからトランクスを頼んだわよ」

「ああ…」

彼はスタスタと去って行くブルマの後ろ姿を見ながら、今回はやけに早く引き下がったことにほんの少しの疑問をいだきつつ、重力コントロール室に向かった。
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