storyA
□家族
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ブルマは…
「ブルマはオレのものだあああ!!!」
はっ!しまったああ!…
「ベジータあ…嬉しいわあ…」
お、おい、潤んだ目でオレを見るなあ、ブルマ!
「お、ベジータ…おめぇ、顔が赤いぞ」
「ち、違う…」
「あ〜〜ベジータのヤツ…オレ…見てらんないよ〜」
「そうですよね、ヤムチャさん。しかし、あんなこと言うとはなあ。人って変わるもんだなあ」
「だろ、クリリン。あの時はショックだったぜ…」
「ヤムチャさん……」
な、何を言ってるんだ!貴様ら!
「オラ、どうでもよくなっちゃったぞ。こういう時はーーーチチ、どういうんだっけ?」
「ごちそうさま、だ」
「そうだったな、ごちそうさまだ。おいチチ、オラ達お邪魔なようだ、もう帰るぞ」
「んだな、じゃあ、悟飯、悟天ちゃんも帰るべ。ブルマさ、ベジータさ、お幸せになあ!」
「ばいばい、トランクス君!」
「ばいばい、悟天」
けっ!早く帰りやがれ!
「またねぇ、みんなあ、また来てね!」
オレたちは、玄関前の広場でみんなを見送った。
オレは、いつものように腕組みをしていたが……
オレに走り寄るクリリン。