短編集

□yukiん家の食卓
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今日も朝早くから私のお父さんとお母さんは喧嘩をしています。
アタシはもう、二人の喧嘩には慣れてしまいました。
今朝は何の事で喧嘩をしているのかと言うと…、

「キャベツの千切りには醤油だって、昔から決まってんだよ!」

と、お父さん。

「サラダにはドレッシングかけるってもんでしょうが!」

と言うのがお母さんの言い分だそうです。

「お前な、キャベツ千切りしたくらいで何がサラダだ!」

「キャベツだけでもサラダはサラダなのよ!」

今日も朝から元気が一杯のお父さんとお母さんを見られて、アタシは嬉しいです。

アタシのお父さんとお母さんは普段はとても仲が良いのですが、食べ物の事になると二人とも譲れないモノがあるみたいなのです。

この前は、目玉焼きに何をかけるか、という事で喧嘩になりました。よくある話ですよね。
お父さんはもちろん醤油を主張し、お母さんはソースをかけるべきだと主張しました。
でもアタシが目玉焼きにコショウを入れて食べだすと、二人はアタシの真似をして食べだし、そして喧嘩はおさまりました。
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