君唄

貴方ノ言ノ葉

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01/05(Wed) 21:41
雨音と心音
海音


黒く染まる空が泣いてる
未来を嘆いて泣いている
いつかは堕ちると
悲しげに雫をおとす

一度は途絶えた音が
再び動き出した時
行き場のない虚しさが始まる

生きたくて 死にたくて
尽きる場所を探してる
飲まれないで 流されないで
命がまた止まるまで

憧れて 届かなくて
やるせなさだけで もう無くなっていい
いいのに、まだ動いてる

遠すぎる空は
今日もまた泣いていて
鼓動を揺るがす夢を求めてる
大海を知らぬ心音を
記憶が震わせ続けてる


HP
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12/27(Mon) 23:39
墜落
洗濯機モナ

墜ちた
墜ちていく
どんどん墜ちていく
まだまだ墜ちていく
重力制御装置故障
脱出不可能
緊急回避
回避


HP
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12/23(Thu) 07:30
源香士



 ふゆいたる
 よながきわみて
 さかいなる
 あすよりはるに
 ゆきてむかえし

 冬至
 夜長極みて
 境なる
 明日より春に
 行きて向えし





HP
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12/23(Thu) 00:23
鳶雅盜



【南海夢】

ただひたすら南へ向かって

夢に見る常夏の砂浜に翔んで行く

雲を突き抜け空高く上昇してココナッツオイルの香りを探して翔んで行く

椰子の木陰でハワイコナの薫りを味わいながら眼前のマリンブルーの環礁に心が溶けて行く

地上の楽園を目指して跳んでいく





HP
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12/20(Mon) 22:53
いちこ

振り切った
湿ったままの纏わりついた空気
切り裂いて切り裂いて
突き抜けて
なんにも怖くなんかない

飲み干したカシスオレンジ
甘ったるくてむせかえる
あんたの手の温かさと
急激に上昇していくわたしの体温
三重くらいの意味で
脳みそとろけそうよ

ああもう時間よ止まれ
女も男も関係ない
見苦しかろう上等だ
中指立てておもくそにFUCK

大好きで大嫌いなあなたへ
わたしの全部をくれてやる


HP
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12/17(Fri) 22:43
マジ
海音


約束してから、ああ
半年も経ってしまったね
下らないことに
うつつを抜かしてたせいだ。

下らないことに
心動かされた
そして離れてしまった
もう迷わない

今度こそ君たちを知る
絶対に 本気に 本当だ
今度こそ君たちを知る
振り向かないで突っ走る

絶対に 本当だよ
本気 まじ マジだぜ
後悔はしないから
決意を示すぜ

最初からこれくらい
情熱持てばよかった。

なんて言うなよ
過ぎた事だろ
今から考え直せばいい
まだ猶予はあるんだ
だからもう決めた

絶対に 本気で 本当だ


HP
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12/15(Wed) 19:49
鳶雅盜


【パラレルワールド】

パラレルワールドとは平行する異世界の事らしい

そんな異世界が神田神保町にある

軒を連ねる古書肆は皆それぞれの異世界を持っている

そう

特に平日の昼下がりの古書肆は何とも言えない憩いの異世界

本棚いっぱいに詰め込まれた数多の世界が犇めいていてしまいにはどの世界を選んだら良いのだか判らなくなってしまう

肆を一歩外に出ると白昼夢臭い午後の陽射しが眩しい

そんな神保町古書肆街が私は堪らなく好きだ





HP
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12/12(Sun) 02:06
鳶雅盜


【冬の木漏れ日】

晴れた日の冬の木漏れ日は優しい光

そんな木漏れ日の様な人々がいる

障害物の隙間を縫う様に通り抜けて細やかな灯りと暖かみを届けてくれる

かけがえのない人達は細やかでさり気なく優しい

冬の木漏れ日の様な人が一人でも居る限りその細やかな暖かみに癒され続けるだろう





HP
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12/11(Sat) 08:01
韶華を契る
宇佐 世白

韶麗と微か
風を纏いながら
呼び合うようにして
冬珊瑚は命を試す

生温かい呼吸の果たて
塞ぐこころの犯す蠕動

疼き始める疵跡を断ち
指で描き切る空の模樣

華を待ち続け
知らぬ存ぜぬ天への柱
穿ちて見ゆるは淺き水面
明日を哭びて詰まる声

素直になれぬは
空もヒトも同じく
謌声を迥かに投げ付け
空の透明なるを識る
踟躇を標として
寂か瀞を這うものが
明日の背に宿る

謌に情け
声に戸惑い
現実を知るには酷く
早過ぎた

懐かしい謌ばかりが痛んで
命を試した
眠りの冬珊瑚


HP
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12/10(Fri) 20:18
鳶雅盜


【夢心地】

慈愛溢れる優しい猫と長く一緒に過ごした

本当に優しい猫だった

お別れしてから二年以上になるのに人を労ってくれたあの優しい瞳を忘れた事は無い

体調が悪くて一週間寝込んだ時は二十四時間のほとんどを布団の中で一緒に居て付いていてくれた事もある

不思議と今でも一緒に居てくれて居る様な気がする

体調の具合が悪い状態で寝た時は猫が添い寝してくれている夢を見る

勿論夢の中では生きている事になっていて以前在りし日の日常であるかの様な夢

余りに体調が悪く苦痛が続く時はその優しい夢のまま猫と一緒のままの世界に留まって目覚めなくてもいいとさえ思う

傍らにニャと省エネ鳴きで相づちをしてくれる優しい猫と一緒ならずっと癒されたままでいられる様な気がする

過去にも何匹もの猫や犬とお別れして来た

だから夢には猫だけではなく犬も出て来る

不思議と犬までが夢の中では布団の中で添い寝してくれている

一番多く出て来るのは優しいハニー♀

でも他の猫も代わる代わる夢で癒してくれている

いつの日か

その皆に迎えに来て貰えたらそれこそ夢心地





HP
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