君唄

▼書込み 

09/20(Mon) 04:47
逑めしこの世の瓦解
宇佐 世白


波食の地で
翳りを魅せ始める秋暁の
孤影は何の皃にも為らずに
許多のヒトが
声に出して訴える

其の無様な己の声と似た
尻声の悲しき夜
死に化粧の紅を堊る者も
渾融させて壱と為す

雲の峰の迥か下にて
共に栖むヒトと其の天空から

支配にはもはや意志も
戦跡も廃した結果
神とは何かも
今や種々勘考するだけで
永久に亡ぼされる

想えば
唆されたと嗤笑され
嗤えば
嘲り受けたと冷笑を受ける

光の眩しさに問いを投げる亊
扉に重きを置く亊
憧れに惑う亊
衆知の輪形を描く亊
これら全ては本当に無樣か

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