REBORN長編

□The beginning of thing
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事をさかのぼると











現在、夜中の3時を回っている。


最近、奈々ちゃんが私の他に居候が増えたとか言っていた。

小さい子供だから夜泣きしたらごめんねということを伝えられた。



「夜泣きとかまじかよ」

「つーか、綱吉もよく許したよねえ」


一人言をいい風呂に入るため音を立てないように下へ降りる。






「ぶぇっ、ぴぎゃー」


私が向かっている風呂側から子供の泣き声が聞こえる。


奈々ちゃんが言ってた夜泣きだろうと思ったが、風呂にいるのが疑問だ。



あれこれ考えているうちに、風呂についてしまった。


風呂の近くにトイレがあり、夜泣きではなく我慢しているみたいだ。


子供のことだからすぐ忘れるであろうと考え、話しかけた私を恨みたい。



「どうしたの?」

目線を合わせるように屈みこんで優しく話しかける。


牛のようなパジャマらしきものをきて頭は黒いアフロのようになっている個性的な子だった。


「ぶぇっ、ラ、ランボさんしょんべんしにきたのにっ、怖くて、入れないもんねっ、」


ランボ君と言うようだ。小さい子をあやすには抱き締めるのが一番と聞いたことがので


泣きじゃくるランボ君を抱きしめ、頭を一定のリズムで撫でる。


「ここまで頑張ってきたね。おトイレすんだら一緒に戻ろうか」


「ランボさん、もうこわくないもんねーっ」



私の言葉に答えるように笑顔を見せてくれた。








ランボ君はトイレを済ませご機嫌で出てきた。






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