夢小説
□I wait for love
1ページ/3ページ
ソロシングルの制作、映画の撮影やプロモーション、日本で行うツアー準備、
いくつもの仕事を並行して行っている為、正直自分が今何処で何をしているのか分からなくなる時がある。
「束の間の時間だが、休んでくれ」
移動の車内でマネージャーが申し訳なさそうに言った。
「今、何時?」
「深夜2時、だな」
携帯の画面に浮かぶ時間を見せてくる。
ポケットから自分の携帯も取り出し、メールを打つ。
普通なら眠っている時間だが、彼女は夜が好きだ。
起きている可能性が高い。
[会いたい]
たった一行を送信した。
起きていても、返信は来ないかもな。
彼女の姿を思い浮かべて、窓から静まり返った街中を眺めた。
.