With love from Oborozukiyo

□deteriorate
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レイラは今だテンパったままだった。


なんでトラファルガーが私のことを?どうする気なの!?

そのことばかり気になって実は仕事どころではなかった。


確かトラファルガーローって死の外科医って呼ばれてたような。
外科医!?お医者さん?なわけないよね…海賊だもん。

ジ「レイラ、俺が守ってやるからな」
『ありがとう、ジゼル』

頭の中はトラファルガーでいつぱいだった。


カランカランッ



今度はもっと乱暴に扉が開いた。

また来たの?と目をやるとそこには息を切らしたおばさんがいた。

おば「 アドさんが、アドさんの容体が悪化して…」

只事ではないことを理解して急いでアドおじさんの元に向かった。

家に着くとこの島の医者がおじさんを診察していた。

アドおじさんは肩を上下させ苦しそうに息をしている。


『どうなんですか!?アドおじさんは!治るんですか!?』

医者は首を振った。
やはりこの島の医療ではアドおじさんの病気は治らない。



その時、私の頭の中に一人の男の顔が浮かんだ。

いるじゃないか、医者なら。あいつに頼るしかない。アドおじさんの為にも!


『待ってて!すぐ戻る』

急いでトラファルガーを探しに行った。

もうこの島を出てるかな?それでも賭けるしかない!

あの男のことを必死に考えた。

私は何も知らないじゃないか、あの男の居場所も、何も。




--------------ふと思い出した。
あの月夜のことを。
 

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