底なしハニープール

□honey pool:2m
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「泰楽くんもあんな風に笑うんだね…」




「初めてあんなカオの泰楽見た…」




「珍しいこともあるんだな」




『え、あぁ!ごめんねー。私お弁当ないのうっかりしててさ』




「しかも、気づいてないよん!」




「あれほどまでとは…」




『ここの人ってみんな優しいね。でも、ここでもこうなると思わなかったー』




名前が笑っていると、ひなが




「え?ここでも?」




『うん、割とこんな感じなんだよねー。っていうか、優しい女性がよく私に色んなものくれるんだよねー。イケメンって思われてるのかも。ふふふっ』




「す、すごい…!」




『みんな優しいから、バックに入りきらないの』




(ホンモノの王子様だっ…!)




そこへ




「2-A苗字名前さん。至急生徒会室まで来て下さい」




『あれ?呼び出し?私何か悪いことしたっけ?とりあえず、いってきます!』




「ちょっと待って」




ジュンが名前の腕を掴み、引き止める。




『え?何で?』




「トシ…」




「アイツ…!」




「きっと、また何か企んでるよん!」




『早く行かないとまずいんじゃ…』




「いや、俺たちも付いていく」




小次郎が言った。




『いやいや、みんなまで怒られるよ?とばっちり食らうだけだよ』




「多分違うと思う」




拓依は言った。




「とにかく、みんなで行こう!」




ひなの一声で全員が生徒会室へと向かった。







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