□桜の木の下で
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俺は藍川 優心。

今日は入学式。。。ハァー、早く来すぎた。

もうちょっと遅くても良かっただろ・・・

俺は、結構時間があるので散歩することにした。

ほんと、広いなこの中学。

ゆっくり歩いていると、綺麗な桜の木を見つけた。

あっ桜だ・・・ん?あそこにいるのは誰だ?

そこには一人の女子が歌いながら桜を見上げている姿があった。

綺麗な透き通っていたその声は包んでいた桜の木にとても似合っていた。

俺はその声に恋をしてしまった。

もっと近づいて。。。

ずっと聞いていたい。。。

俺は近くまできて、いい声だと聞いてると、

足音に気づいてしまったのか彼女が歌うのをやめ、こっちを振り向いてきた。

その時、ドクンと心臓がなった。

今までにない胸の痛み。

なんだこれ・・・

俺は気にしながらも彼女に話しかけてみた。

「ねぇ。」

はいなんでしょうと言っているかのように彼女は首をかしげた。

桜、好きなのか聞いてみよ。

「あんた、桜好き?」

すると、彼女はふわりと笑って、

「うん、大好き!」

と言ってきた。やばい、可愛い・・・

俺も桜好きだから、好きなもの同じとか超嬉しい。

「俺も好き。」

俺は自然と笑みがこぼれてしまった。

ヤベッこんなに自然に笑ったの久しぶり・・・。

俺は勢いよく下を向いた。

顔が熱い…きっと赤くなってるだろうな。

あいつ、今どんな顔してるかな・・・

落ち着いたところで顔を上げると、

彼女は顔を真っ赤に染めていた。

隠しているつもりでも耳まで赤かったからすぐにわかった。

可愛すぎ。

名前、知りたい。

「…名前は?」

あーちょっと直球すぎたかな(汗)

「えっ!あっその、、、」

ほらおどおどしてるし、
どんだけ嫌われてんだ俺…

「俺に教えたくなかった?」

「ううん!そんなことは…私の名前は・・・
篠宮 陽翠です。」

教えてくれた。よかった、名前可愛いし。

「・・・へぇ、陽翠 ね。いい名前じゃん。」

「ありがとう。。。あなたの名前は?」

聞かれて、初めて自分の名前を言うのが恥ずかしいと思ってしまった。

「・・・藍川 優心。」

はずい。。。

「いい名前ですね。その・・・かっこいいです!」

えっ、かっこいいとか初めて言われた。。。

「あっ…ありがとう…。」

マジ、普通じゃ言えないこと言ってくるからびっくりしてばっかだよ。

「もうすぐ集合時間だから校舎入ろうか?」

腕時計を見てみると、チャイムのなる15分前ってとこだった。

「そうだな。クラスどこかみたのか?」

同じクラスがいい。お願い。

「うん。私は8組!」

やった!

「俺も、、、8組なんだよね。」

「えぇぇぇぇぇ!!」

えっそんなに嫌だった?

「そんなに驚くことないんじゃない?」

もうやだ。嫌われてんじゃん。

「まぁいいや。一年間よろしくね、
陽翠さん。」

そう思ってたらまたふわりと笑ってきて、

「よろしくお願いします!優心さん。」

あいつ分かんないな、自分自身も分かんなくなってきた。

「じゃあ、行くか。」

「…うん。」

教室に行くまでは、ほかに何が好きなのか聞きあっていた。

その話の中で、互いに好きなものを見つけた。

それは犬ともう一つは・・・夕日坂だった。

好きな理由は違っていたが、その話になった瞬間、彼女の表情とさっきよりも倍に明るくなった。

ほんと、おかしい奴。

そんなとこも好・・・!


あって数十分なのに何言ってんだ俺。



教室に入るとなんか分かんないけど女子らキャーキャー言われた。うるさい・・・。

陽翠は男女共にキャーキャーいってた。可愛いからか。。。ってまたまた何言ってんだよ俺!

でも陽翠も困ってる・・・。

嫌いなのも同じか・・・あーそりゃあ皆同じか。

俺たちは席を探そうとしたが、なかなかクラスの人がどけてくれなく、結局座れなかった。

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入学式が終わって、教室へ戻ってきた俺は自分の席を見つけて、座った。

やっとだよ・・・。皆さっきよりも静かになったから安心だな。

すると友達?と話して戻ってきた。

陽翠の席は斜め前だった。

うわ、意外と近いじゃん。

よっしゃ。

毎日話せる方法なんかないかな・・・。

ってキモッ俺。

ガラッ

「ほいっ!皆席座れよー!!」

ビクッた。皆同じ顔してるし・・・うける。

このクラス、なんか面白くなりそう。。。ニヤリ

「さようならー」

もう少ししたら帰ろ。

「優心君」

陽翠の声だと振り返った。

「バイバイ。また明日。」

あっ話せる方法思いついた・・・

さりげなく、さりげなく、

「ん。じゃね。あっそだ、俺授業の時寝るかも知れないから明日っからやばい時起こしてくんない?」

「隣の人の方が近いじゃん。」

あぁもう、めんどくさいなぁ俺が好きでいってんのに(ムスッ

「…やだ、陽翠がいい。」

「・・・うんわかった。もともと寝ちゃいけないけどね笑」

よし!

「アハハ、いいじゃん。減るもんじゃないし。頼りにしてますよ。陽翠サン(ニコッ」

「はいはい。」

しょうがないな、とニコリと笑う彼女は一瞬、一瞬だけ天使に見えた。


あとがきという名の反省。。。&次回予告
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ururuです!

第一話終了いたしました。

おかしいと思ったところが多々あって、泣きそうになりました(´д`)

主人公様はめちゃくちゃキュンキュンしてるのに恋だと気づいていない!!

非常にめんどくさい。(自分がそういうふうにしたんだろうが!!)

この( )の事を友にも言われてしまった。
。。

心の中でここはダメだろーと思っているのに、打っている手が止まらない。

これは、、、病気なのでしょうか?

自分がわからなくなって変な声をあーあー出してたら、マミーとブラザーが蔑むようにこっちを見ていました。。。

そんなこともありながら一話が終了して、すごくホッとしています。

二話もお楽しみに!

是非、見てください!

話の中での誤字脱字、クレーム、感想はメールボックス、チャットでお願いします!(クレームはメールボックスで!)

ururuもチャットに遊びに来るときがあります!

そのときは仲良くしてくださいネ。
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