イナズマイレブン

□切ないのと甘いのと
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11月11日。
いつからかポッキーの日と呼ばれるようになったこの日、練習終わりのサッカー部でもポッキーの話題をしていた。

「今日はポッキーの日でやんすねー」
栗松が着替えつつ呟く。
「あ、おれポッキー持ってるすっけどみんなで食べますっか?」
それを聞いた壁山がゴソゴソと鞄の中を漁って、ポッキーの箱を3箱ほど取り出した。
それを見て、数人の部員が呆れ顏になる。
「なんでそんなに持ってんだよ…」
染岡がツッコミながら一箱手に取ってみる。
「ポッキーの日ってことでいっぱい買っちゃったんっす」
壁山は言いつつ既に一箱開けていた。
「それじゃ一本もーらい」
松野が壁山が持っている箱から一本ポッキーを取る。
それに続き着替え終わった半田、少林も続いて一本取っていく。
その後に続くように他の部員も集まっていっていると、更衣室の扉が開かれ円堂が入ってくる。
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