第1章

□兄妹会議
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《クラピカside》


私は生徒会に皆で行った後から数日間ずっと考え事をしていた。


リンに危害が及ばなければ良いが…。


みんなは放課後になると、部活に行っている。


とはいっても、キルアだけしかちゃんと属していないが。


ちなみにキルアはスケボー部だ。


キルアに合っている。


他の皆は大抵助っ人で行っている。


私は面倒だから断っているが。


私は、リンが教室にいない事に気がついた。


ク「リンが何処に行ったか知らないか?」


レ「さぁ、トイレでも行ったんじゃねーか?」


ク「そうか」


私は何も考えず、教室でリンを待っていた…。


『ハァ………ハァ……』


廊下から何か聞こえる…。


私は教室を出た途端、頭が真っ白になった。


リンが顔を真っ青にして、下に疼くまって息切れしていたからだ。


「リン!?」


私は直ぐ様駆け寄り、リンを抱き起こした。


ぐったりしたリンを見て、すぐに生徒会の奴らの仕業だと分かった。


私は自分が情けなかった。


リンを守れなかった自分が腹立たしかった。


リンを保健室に運び、ベッドに寝かした。


皆を携帯で呼び、保健室に集まってもらった。


パチッ


リンが眼を開け、びっくりした顔をしていた。


私達がすぐ傍にいたからだろう。


事情を聞いたら…ヒソカ会長に襲われそうになったらしい…。


許さない。


ク「お前一人で奴の所に行ったのか!?」


『う、うん…。勧誘を断ろうと思って…』


私は眼を細め、顔を歪めた。


自分がいながら守れなかったと後悔が胸に突き刺さる。


ク「だからと言って…何故あんな所に一人で行く…何の為に私達がいるんだ…」


私はリンの両肩に手を置いた。


怒りと悔しさで手が震えてしまっている。


『みんな…ごめん…。』


ゴンはブラックオーラ全開だ。


レオリオは何か勘違いしてる。


だが皆リンを心配してるんだなと、そう思った。


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