第1章
□転校 !?
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凄く美形だけど、いくつだろ。
リ「歳は38歳で私はイギリス人だよ」
『え!?なんで私が思ったこと分かるんですか!?』
ミト「リンちゃん声に出てたよ〜♪」
『あはは…』
リ「クロロくん、リンちゃん、ハンター学園にようこそ。君達に会えて本当に嬉しいよ。
さすがミトさんのお子さん達だ。みんな綺麗な顔立ちをしているね」
う〜ん。
私達は養子だから血が繋がってないからな。
ママはリニアさんにこのこと話してないのか。
まぁ、血とか関係ないし別にいいけどねっ
お兄ちゃん綺麗な顔かもしれないけど、私は不細工ブタちゃんだと思うけどなぁ〜。
「嬉しいわ、あなたっ」イチャイチャ♡
周りにハートが飛んでる。
ここでイチャつくな〜
歳間違えてんじゃないかってぐらい若々しい2人。
新婚ホヤホヤでラブラブだ。
リ「そうだ。息子を紹介しよう。クラピカ、挨拶しなさい」
ク「改めまして、先ほど案内役をしました息子のクラピカです。宜しくお願いします」
クラピカくんは私達の前に立ち、綺麗に斜め45度に一礼した。
リ「クラピカはリンちゃんと同じクラスにしたから、何かあったらクラピカに聞きなさい。リンちゃんが女の子だという事は私とクラピカだけしか知らないからね」
リニアさんが私達に微笑みながら言った。
『はい。ありがとうございます。クラピカくん、よろしくね♪』
私は笑顔でクラピカくんに挨拶した。
ク「よろしく」
クラピカくんは表情崩さず、ぽつりと答えた。
まるで誰も寄せつけない孤高の王子様のようだ。
リ「そうだっリンちゃんの変装を解いてもらっても良いかな?」
『良いですよ。』
ウィッグをバサッと取り、栗色の長い髪がたれる。
リ・ク「「……////」」
えーっと…。なんか言ってくれないかなー…。
もしかして沈黙する程キモイとか!?
ミト「2人共リンちゃんが可愛いくてビックリしてるのよ♪」
ママがコソッと耳打ちしてきた。
リ「さすがミトさんの娘だな。美人だ。こんな可愛い娘ができて嬉しいよ♪」
可愛いだなんてッッ
お世辞でも嬉しいよぉ
『もももう変装し直して良いですか??///』
恥ずかしくなって慌ててウィッグを付け直す。
リ「それじゃあ担任を呼ぼうか。」
理事長改め、リニアさんがマイクのスイッチをオンにした。
ピーンポーンパーンポーン♪
リ「1-Aサトツ先生、2-Aブハラ先生、3-Aリッポー先生、至急理事長室まで来て下さい」
サトツにブハラ、リッポー……
どれも変わった名前だな〜。
ダダダダダダ…
バンッ
リ「おっ早いね〜」
先生A「理事長命令は30秒以内でないと給料半減されてしまいますからね」
なんだって!?
いくらなんでも可哀相だよ〜(汗
っていうかやけに先生方が凄く個性的過ぎる気がするんですが…。
先生B「この子達は…」
先生3人は私達を見てからリニアさんの方へ向き直った。
リ「あぁ、先日言ってた転校生だよ。2人共成績優秀だからA組だ」
サ「そうですか。初めまして、私は1-A担任のサトツと申します」
うわ〜真面目そうだし優しそうだけど…なんで口がないの!?
どこから声が出てるの‼?
『あの〜どこから喋ってるんですか?』
サ「は?」
サトツ先生は間抜け顔をして私を見た。
『あっすみませんっ。ちょっと気になって…』
リンはもじもじとしながらチラッとサトツ先生を見た。
サ「フッ。口がない理由ですか?それは…」
『そ、それは…?』
サ「…秘密です」
ガクッ‼
サトツ先生は手を口元らへんに持っていきクスクスと笑った。
『で、ですよね〜(汗)』
知りたかった…
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