小説

□ずっと笑顔で居るから
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サスサク小説(サクラ独白)

曲名・防人恋歌



闇へ堕ちたあなたに、私が放り込んだ想いは届いていますか?



あなたが戻ってくるっていう浅い夢を毎日見続け、
毎朝起きるたびに涙の跡をつける。
その理由はただ一つ、あなた。



夢の中のあなたは「きっと戻ってくる」と頬をやさしく撫でるの。あなたの手は冷たくて、私は広い背中をぎゅっと抱きしめたの。



届いて…私の想い。



私は愛する人の為に、ずっと笑顔で居るから。再び会えるその日まで…。




淡い日々の思い出に、私は毎日すがるの。私たちの儚い姿に。


ぐっと押さえ続けた涙が溢れる。
あなたの瞳の奥のやさしさに波が止まらない。


たとえ本物のあなたの声はしなくとも、私は待ち続ける。


届いて…私の想い。


愛する人の為に、ずっと私は笑顔で居るから。


貴方の為、また出会う日までの自分との約束。
どんな思いが馳せようと、笑顔で居よう。


遠く遠く離れてしまっても…




夢の中で私は言った。
「ずっと待っているよ」と。
あなたの背中にしがみつく手は震えてて、もっと強く、深く深くあなたを抱きしめた。




ずっとずっと待ち続けていられるのは、夢の中で君の声がするから。



届け!届け!わたしの想い!


愛する人の為、ずっと笑顔で居るから。


ずっと待ってるから…帰ってきて、サスケくん…。





終わり

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