放課後、貴方を待っているのは

□「待ってたよ〜」
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校門を出るとそこには、紫原が立っていました。


「あ〜、やっときた〜」
「え、むっくん???」

あの長身、紫の髪。
だるそうな声…
間違いない、むっくんだ。

「ど、どうしているのっ!?」
「んー…???こないだ新作のお菓子見つけたんだ〜、一緒にどう???」
「あ、ほんとっ???やった〜っ」
「じゃぁ一緒に帰るし」

そう言うとむっくんは私の手を引いて歩いていく。
お菓子が逃げるとでも思っているんだろうか。
可愛い、子供みたい…♪
でも、そんな子供らしい反面、腕を引いていく力は強く男らしい。
やば…今きゅんてしたかも…///

「ちょ、待ってよ〜。急がなくても、お菓子は逃げないって」
「当たり前だし。名前ちん子供〜」
「なっ、むっくんに言われたくない〜」

もぅ、私だけバカみたいじゃんか〜…///

「ほんと、お菓子好きだね〜、むっくん」
「んー…???もっと好きなのあるんだけど〜」
「え、ほんと!?なになにっ???」
「教えてあげない〜」
「え〜、ケチ」

(お菓子も好きだけど、名前ちんのがもっと好きだしっ。
いつか…)

「………気づいて…???」
「ん???何か言った???」
「早く行こうって言ったのっ…///」


***************


むっくん可愛いむっくん可愛いむっくん可愛いむっくん…wwwww

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