リクエスト
□まなみさまへ
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「っで、何この状況?説明してくれる?」
「だから、銀の時に仕事の依頼をしてやってるんじゃねぇか。俺が折角依頼料払うつってんだからさっさとやりやがれ。」
「銀さん、仕方ないですよ。折角お金払ってくれるっていってるんですから、やりましょうよ。」
「私もうマメパン生活はごめんネ。これ以上マメパン生活をしていたらあんぱん野郎とキャラがかぶってしまうアル。」
「っつっても、やっていいことと悪いことがあるだろうよ。ったく、考えてみやがれ。最近このじーさんのせいでろくなことにあってねぇじゃねぇか。」
万年金欠の万事屋はその日、源外の所にやってきていた。何でもわざわざ依頼料を支払ってまでやってもらいたい事があるらしいとのことで、一行は軽々しく依頼を引き受けたのだが、源外の所にやってきた三人の目の前にあったものは“時間泥棒”の初号機だった。
「おい、お前等。劇場版からのイザコザで感覚麻痺しちまってるようだから言っとくが、この世にタイムマシーンなんてもん存在しないんだよ。んな怪しげなもん誰が乗るか。雰囲気の時点で怪しすぎるんだよ。」
「そんなこと今更ですよ、銀さん。」
「そうネ、そんな事言うならそもそも幕末に天人なんていないアル。」
銀時は土方とのこともあり乗り気でないが新八と神楽はやる気を見せていた。