『銀魂』ネタ帳

□PATTERN2
1ページ/1ページ

・沖田家が実は松陽先生と遠縁に当たるという設定。
↓あらすじ


 ある日沖田の夢にミツバが出てくる。何のことはない昔の思い出のワンシーンではあるが、何となく武州が懐かしくなる。一度武州の家を片付けて整理しなくてはいけないと思っていたこともあり、沖田は二三日の有給をとって武州に帰る。
 武州で思い出に浸りながら掃除をしていると、思いがけず、ミツバの残した手紙を見つける。自分宛のそれを開いてみると以下のようなことが書かれていた。

 自分達はある特別な一族の末裔で、それ故に天賦の才があり、幕府に一目置かれていた。しかし、次第にその力が厄介になった幕府は勝ち目のない攘夷戦争に一族を投じ、その結果、両親を含む一族の殆どが攘夷戦争の初期で亡くなってしまった。沖田総悟の両親が死んだ時点で、残っている一族は、総悟とミツバ、もう一人、どこか遠くで私塾を開いている松陽という人物だけだった。
 ミツバは他と違う髪色と瞳の色で麓の寺子屋に入れてもらえず、その松陽という人に簡単な読み書きだけ習ったため、その人のことをぼんやりと覚えていた。しかし総悟が二歳になるか成らないかのうちに、松陽が幕府に捕えられたという情報が入った。ミツバは助けようと出向くが、敵の包囲に少女一人で勝てるはずもなく、松陽に会うのが精一杯だった。そこでミツバは松陽から手紙を預かる。自分の子供に渡して欲しいと。ミツバはその手紙を預かって帰る。すぐに松陽の言っていた子供を探そうとするが、彼が結婚していたという噂は聞かない。それに加えてミツバはその頃から体調を崩し、思うように動けないでいた。だから、もし、自分が死ぬようなことがあったら、代わりに手紙をその子供に渡して欲しいと。

 手紙を読み終わった沖田は衝撃を受けるが亡きミツバの願いを叶えようと決心し、同封されていたもう一つの手紙を手に取る。
 歌舞伎町に帰ったと沖田は松陽の子供探しを依頼しようと万事屋を訪れていた。仮にも自分の両親が攘夷に関わっていたと成れば真撰組の立場が危うい。沖田はそれを危惧した。
 図らずも本人の手に届いた手紙を読んで銀時は涙する。そこには、桂や高杉と仲良くするように、そしてもし余力があれば、自分の一族のたった二人の生き残りであるミツバと総悟を助けてやって欲しいと書かれていた。銀時はそれを桂に見せる。
 その頃、思うように動かない真撰組を始末しようと企んでいた幕府上層部は攘夷浪士達を利用して真撰組を罠にはめようとする。それにいち早く気付いた沖田は阻止しようと単身で敵に挑むがそこには幕府の雇った春雨がおり絶体絶命のピンチに陥る。
 銀時らはそれを聞いて、沖田を助けようと乗り込んでいく。間一髪で沖田を救い出すも、春雨との決着は延期。後に病院で目を覚ました沖田に、銀時はすべてを語る。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ