天飯小説

□兄弟水入らずの夜。 1
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次に、目の錯覚かと思い、思わず目を擦る。

しかし、目の錯覚でも、何でもなかった。


そこで、やっと兄が本当にフリルのエプロンを着けている事を確認した悟天は、兄に向けて人差し指をさすと、


『に・・・兄ちゃん?
そんな格好で、なにやってんの??』

と、少しばかりすっとんきょうな声で問う。
その言葉に、


『何って。

見たらわかるだろう?料理を作っているんだ』

と、ニッコリ笑って答える悟飯。

悟飯の言葉に、悟天はまな板の上の無惨な形に切られた材料に視線を向けて、


・・・・料理?

一体、どんな??


と、思いながら


『・・・いや、まあ。それは何となくわかるけど。


って、そうじゃなくて、何で寄りによって、そんなエプロンを・・・?』
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