天飯小説
□兄弟水入らずの夜。 1
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ある日、悟天はいつものように、悟飯の家に訪れる。
そして、勝手知ったるなんやらで、家の中に入りながら
『兄ちゃん、いる〜〜?』
と、声をかける。
と、キッチンの方から
『いるよ〜〜。
でも、今手が離せないから〜〜』
と、悟飯の返事。
その返事を聞いた悟天は
『・・・?何をやってんだろう?』
と、ぶつぶつ言いながら、キッチンに行く。
と、悟天はそこで信じられないものを目撃した。
それは、エプロンを身に着けた兄の姿だった。
しかも、新婚ホヤホヤの新妻が着そうな、フリルのついた、しかも少しピンクがかったとても可愛らしいものであった。
あまりにも信じられないものを見た悟天は、一瞬ポカーンとした表情を浮かべつつ、パチクリとまばたきをする。