天飯小説
□花の指輪 3
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指にはめた、弟からのプレゼントの指輪をまるで恋人からのプレゼントのように愛しそうな瞳をして乙女のような笑顔を浮かべて見つめる悟飯。
ビーデルはそんな夫の様子を複雑そうな表情を浮かべ少しの間眺めた後、妙な嫉妬心にかられて
『ねぇ、あなた』
と、声をかける。
ビーデルに声をかけられ、ハッと我にかえる悟飯。
それから、
『え?何?』
と、返す。
ビーデルは笑顔で
『さすがに、あるとは思わないけど。
でも、悟天君とおかしな事にならないように気をつけてよね』
と、冗談半分に言ってみる。
半ば本気だけど。