☆My vernal days☆
□2Days♪
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そうなんだよ。まだ離れてなかったんだよ。
巻き戻してみ?マジで離れてないから。
「んーと、君はいつまでこの状態でいるつもりかな?」
「ん?ずっと〜」
マジか。
「あのさ、私さ、部活行かないとなんだけど」
初日だし、遅れたくないんだけどな〜
「ふ〜ん・・・え?部活!?いつ入ったの!?」
「今日からだから、今から入部届出してこなきゃいけないんだよ」
だから離れてくれないかな〜?
いやホント、マジで。
初日で遅れたらシャレにならんぞ。
「・・・じゃあ俺も入る!!」
・・・は?
いやいやいや、
「だって真琴、軽音と掛け持ちになるし、行き来大変だよ?」
そう、コイツは軽音部に所属している。
超イケボでヴォーカル担当。
学校でも何回かライブをやったりしているので、ファンなんかも居たりする。
更に顔も整っているので、女子達によるファンクラブたるものまで結成されてるらしい。
まぁ私は入ってないけど。
「大丈夫!俺、白雪が居れば元気200倍になって何でもできるから!!」
「お前はアソパソマンかっ!!」
どうやらこいつの元気バロメーターは20000%まであるらしい。
じゃあ、いつもは何なんだ?・・・アレ?そもそもアソパソマンって元気100倍だよな・・・アイツも10000%まであるのか。
・・・あ、そっか、アソパソマンは元気、いや、生気が無い状態から、つまり0%の状態から100倍なのか!!
・・・ん?否、0に100掛けても0・・・だよな?
あ、じゃあ、1%から100倍って事にしよう!!
・・・・・バカみたいだ。
何でこんな事を考えているんだ私は。
・・・あぁ、そうか、コイツの元気バロメーターが人並みじゃないって事か。
果てしなくどうでもいいな。
にしても・・・
“俺は白雪が居れば元気200倍になって何でもできるから!!”
って・・・―――
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