魔界王子 BL小説
□第4話 黒き想い
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そう言って、ダンタリオンは
ウィリアムの唇を奪った。
「───ッ!!!」
「なかなか柔らかかったな」
やがて唇を離し、
ダンタリオンはそう言った。
「バッ、バカッ!
誰かに見られたらどうするんだ!?」
ウィリアムは
頬を真っ赤に染めながら叫ぶ。
「誰かに見られないなら、いいのか?」
「ちっ、違っ!─おいっ!」
ウィリアムはいきなり、
廊下からダンタリオンの
部屋へと引き込まれた。
ダンタリオンはチョコの
箱を机に起き、
ウィリアムをお姫様抱っこした。
「おいっ!降ろせ!聞いてるのか!」
ウィリアムの拒否を
一切無視し、ベッドへと
丁寧に下ろした。
「さあ、さっきの続き、スるぞ」
妖しげな笑みを
浮かべるダンタリオン。
「だから、人の話を──ッ」
起き上がろうとする
ウィリアムを押し倒し、
ダンタリオンは再び、
ウィリアムの唇を奪った。
「───ッ!ン──」
「ン──!
初めてのくせに、
淫靡だな、ウィリアム」
「うるさッ─おいっ!そこ…はっ!」
次いで、ダンタリオンは
ウィリアムの首筋を舐める。
「気持ちいいか?」
「そんなこと、ない─」
「嘘をつくなんて、
イケナイ奴だな。
ココ、反応してるぞ」
そう言って、
ダンタリオンはウィリアムの
ソレに触れ、そっと撫でる。
「おいっ!
ドコ触ってる!止めろっ!」
「止めていいのか?
止めて辛いのはお前だぞ?
黙って俺様に抱かれろ。
それとも、抵抗するのは
苛(いじ)めて欲しいの
意志表示なのか?」
俺様モード全開のダンタリオン。
そして、彼はウィリアムの
衣服を丁寧に、かつ
乱暴に脱がせていく。
「ココも
こんなになってるぞ」
ダンタリオンは
ウィリアムの2つの
綺麗なピンク色をした
蕾を、片方は長い指で、
もう片方は自らの舌で
刺激していく。
「アァッ!止めろッ!
ダン…タリオンっ!」
「そんなに止めて欲しいのか?」
にやりとしながら
訊ねるダンタリオン。
ウィリアムは反応する
余裕もない。