天の星
□cute
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その後…
「ゆーほー…」
「…………」
「あったけぇー」
「…………」
玲は幼い笑顔を浮かべながら私に抱きついてきている。
少し頬が上気しているようにも見受けられる。
(…酔ってる?)
美味いと言って食べていたが徐々に目がとろんとしてきて今に至る。
(洋酒入れすぎたのかな)
「ゆーほ..いー匂いだな」
そう言いながら抱きついたまま擦り寄ってくる。
「そうかな?」
「んー」
頭を撫でてあげると猫みたいに目を細める玲。
(っ….可愛い)
そうこうしてるうちに玲は私の膝を枕にして寝てしまった。
近くにあるタオルケットを引き寄せて掛けてやる。
試しに自分でも一つ食べてみるが特におかしな所はない。
(玲が単にお酒弱いだけ?それにしても弱過ぎるけど)
目を覚まして食べた後のことを覚えていない玲に自分以外の前ではアルコールを摂らないよう言い聞かせた。