黒子のバスケ
□オサナナレッド
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今日、帝光中は今年も多くの
新入生を迎えた。
新しいクラス。
自席につき、親友や
初めて話す者同士の声は
廊下まで響いていた。
キーンコーンカーン。
「じゃ、10分休憩だ。」
直後。
______ガラガラガラ...!!
勢いよく教室のドアが開けられる。
『ねえ!赤司君いるですか!?』
「こら!君は何組の子だね!?」
『あ!征ちゃんいたっ♪』
「っあ!こら!」
「...全く、相変わらず落ち着きがないね。」
呆れたように教室から廊下に出た赤髪。
彼こそが今年の新入生の首席。
『あのね征ちゃん!おじーちゃんが私はマネージャーでいいよ〜って言ってくれたよ!』
「白金監督のことをいつまでもおじいちゃん呼ばわりは『で、征ちゃんが絶対に一軍になるってことも伝えといたから!じゃーねー!』」
言うだけ言って勝手に去った。
「...全く、手のかかる幼馴染だ。」
赤司は教室にもどった。